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【YouTube】子供向けに設定するとどうなるのか

YouTubeでは子供向けに設定したり、子供向けにしないようにできます。

  • 子供向けに設定するとどうなる?
  • どんな動画を子供向けにするべき?

今回は、YouTubeの動画を子供向けに設定するとどうなるのか紹介します!

YouTubeの動画を子供向けに設定するとどうなるのか?

子供向けコンテンツの経緯

YouTubeでは動画をアップロードすると、子供向けかどうかを選択する必要があります。これは2020年から始まりました。

なぜこのようになったかという経緯はこちらです。

  • YouTubeは保護者の同意なしに子供の個人情報を収集していた
  • 児童オンラインプライバシー保護法(COPPA)に違反した
  • YouTubeは罰金を払った
  • YouTubeは法令順守するため、子供向けコンテンツの機能を変更した

YouTubeは動画を見た人の情報を収集しています。その情報を元に、その人にあった広告を配信しているんですね。子供も例外なしです。でも、「子供はマズいでしょ!」ということになりました。

よって、2020年1月からYouTubeは子供を守るために全世界で機能変更をしました。

YouTubeで子供向けに設定する方法

YouTubeで子供向けに設定する設定方法はこちらです。

  1. 子供向けかどうかを動画1つずつに設定する
  2. チャンネルを丸ごと子供向けにもできる

まず、動画1つずつに子供向けかどうかを設定する必要があります。これを設定しないと動画が公開できないようになっています。

チャンネルを丸ごと子供向けに設定することもできます。

子供向けチャンネルの人で面倒な場合はチャンネルを子供向けチャンネルに設定しておけば、1つずつ設定する必要はないですね。

YouTubeで子供向けで使えない機能

YouTubeの子供向けコンテンツで使えないおもな機能はこちらです。

  1. パーソナライズド広告が表示されない
  2. コメントが使えない
  3. チャットが使えない
  4. カード・終了画面が使えない
  5. ロゴの透かしが表示されない
  6. 寄付ボタンが使えない

グッドボタンは使えますが、コメント・チャットは使えません。動画の最後におすすめとして出す終了画面も使えません。おおむね、子供には必要のない機能は使えないということになります。

パーソナライズド広告

そして、一番影響があるのが「パーソナライズド広告が表示されない」ですね。

「パーソナライズド広告」とは、YouTubeの広告のうち、個人情報をもとに表示する広告のことです。例えば、パソコンの動画をYouTubeで見ていたら、パソコンの広告が頻繁に表示されるようになります。

このように、「どんな動画を見ているか?」を元に配信される広告が「パーソナライズド広告」です。これが子供向けは配信されません。

子供向けであっても、パーソナライズド広告ではない一般の広告は表示されます。よって、広告自体がなくなるわけではありません。あくまで「パーソナライズド広告」だけが配信されないようになります。

パーソナライズド広告が停止されるとどうなる?

2019年末にYouTubeで発表されて以来、パーソナライズド広告が話題となりました。これはなぜでしょうか?

パーソナライズド広告は一般の広告より単価が高いといわれています。よって、一般の広告だけになってしまったら、子供向けのユーチューバーの収入が大きく減ると予想されたからです。

KIDS系やおもちゃ系ユーチューバーなら受け入れるしかありません。しかし、そうでないユーチューバーも子供向けの動画が少しでもある場合は影響を受けます。なので、皆さん騒いでいたんですね。

しかし、実際のところ、パーソナライズド広告が表示されないことにより、どれだけ収益が下がるのかはわかりませんでした。2020年1月から数か月たち、パーソナライズド広告の影響がわかるようになりました。

ある子供向けユーチューバーに話しを聞くと、収入は3分の1になったそうです。大問題なので、彼は子供向けではない別のチャンネルを作るそうです。皆がそうなったかはわかりませんが、少なからず影響が出たのは確かなようです。

子供向けに該当するもの

YouTubeの子供向けコンテンツに該当するものはどのようなものでしょうか?

まず子供の定義ですが、 13歳未満です。小学生までということですね。

YouTubeのヘルプにはこうあります。

動画のテーマ(例: 未就学児向けの教育コンテンツ)
子どもの視聴者を想定して作られた動画であるか、また実際に子どもが視聴しているか
動画に子役や子どものモデルが含まれているか
アニメや漫画の登場人物など、子供の興味を引くキャラクター、有名人、おもちゃが動画に含まれているか
動画で使われている言葉や表現は、子供が理解できることを想定しているか
ごっこ遊び、簡単な曲やゲーム、早期教育など、子どもの興味を引くアクティビティが動画に含まれているか
子ども向けの曲、物語、詩が動画に含まれているか
動画の視聴者に関する統計的証拠など、動画の視聴者を特定する際に役立つその他の情報
コンテンツが子ども向けに広告されているか

小学生までを対象とした動画はもちろん子供向けです。アンパンマン、機関車トーマス、クレヨンしんちゃん、ドラえもん、リカちゃん、トミカ、戦隊モノなど子供向けキャラクターで遊んでいるコンテンツ、オモチャを紹介しているものは当然子供向けとなります。

エヴァンゲリオンのようなものは微妙ですよね。子供も見ていますが、大人もかなりの数見ています。他には少年ジャンプ系のものも微妙ですね。大人もかなりの数見てますから。こういった微妙なものは、動画が大人向けなのか子供向けなのか、自己判断するしかありませんね。

一度、YouTubeのヘルプを読んでみることをおすすめします。

YouTubeヘルプコンテンツが子ども向けかどうかを判断する

ちなみに、子供向けのコンテンツなのに大人向けにした場合、YouTube上でなんらかの措置が取られるか、法的措置が取られることがあります。

不正をするとロクなことにならないので、素直に子供向けに設定しておくことをオススメします!

以上、YouTubeの動画を子供向けに設定するとどうなるのか?についてでした。

YouTube
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著者

名前:アプリの鎖

保有資格:ITパスポート、基本情報技術者、応用情報技術者、マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS Associate)、Microsoft認定プロフェッショナル Windows Server 2016(MCP)

筆者はソフトウェアエンジニアとしてIT業界に20年従事し、現在はエンジニア視点からアプリの記事をわかりやすく執筆しています。皆様のお役に立てれば幸いです。

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