EXCEL(エクセル)は分散を関数を使って求めることができます。
こんな人に向けての記事です。
- VAR.S関数・VAR関数・VARA関数・VAR.P関数・VARP関数・VARPA関数の使い方を知りたい
- 分散を求めたい
- 分散の関数の違いを知りたい
今回は、EXCEL(エクセル)で分散を求める関数の違いと使い方を紹介します!
EXCEL 分散関数の種類
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EXCELで分散を求める関数として、VAR.S関数・VAR関数・VARA関数・VAR.P関数・VARP関数・VARPA関数があります。
分散関数
EXCELで分散を求める関数はおもに6つあります。
- VAR.S関数
- VAR関数
- VARA関数
- VAR.P関数
- VARP関数
- VARPA関数
統計の初心者やEXCELで分散を使ったことがない場合、どの関数を使っていいのかわからない・違いがわからないですよね。
分散関数の違い
EXCELの6つの分散関数の違いをザックリとまとめるとこのようになります。
母集団の推測 | 数値以外のデータ | 2007以前の 互換性 |
|
VAR.S関数 | 〇 | × | × |
VAR関数 | 〇 | × | 〇 |
VARA関数 | × | 〇 | 〇 |
VAR.P関数 | × | × | × |
VARP関数 | × | × | 〇 |
VARPA関数 | × | 〇 | 〇 |
母集団の違い
まずデータ元である母集団を推測するか、指定したデータのみを母集団とするかで違いがあります。母集団を推測するのが「VAR.S関数」「VAR関数」です。
数値以外を扱えるか?
次に数値以外のデータの扱い方で違いがあります。
数値以外の文字列やTRUE/FALSEも扱えるのが最後に「A」がつく「VARA関数」「VARPA関数」です。それ以外の関数は数値のみしか扱えません。
EXCEL 2007以前と互換性があるか?
「VAR.S関数」「VAR関数」は同じ機能です。2007以前に対応しているかしていないかの違いです。
「VAR.P関数」「VARP関数」も同じ機能です。2007以前に対応しているかしていないかの違いです。
EXCELで分散求める
VAR.S関数、VAR関数
それではさっそく、EXCELの6つの分散関数(VAR.S関数・VAR関数・VARA関数・VAR.P関数・VARP関数・VARPA関数)で分散を求めてみます。
6つの関数がありますが、いずれも使い方は同じです。
構文
=VAR.S(開始セル:終了セル) =VAR(開始セル:終了セル) =VARA(開始セル:終了セル) =VAR.P(開始セル:終了セル) =VARP(開始セル:終了セル) =VARPA(開始セル:終了セル)
使用例
--A1~A3セルから分散を求める =VAR.S(A1:A3) =VAR(A1:A3) =VARA(A1:A3) =VAR.P(A1:A3) =VARP(A1:A3) =VARPA(A1:A3)
VAR.Sで分散を求める
ここでは代表して「VAR.S関数」を使って分散を求めてみましょう!
日本の人口を都道府県別にEXCELにまとめて、VAR.S関数で分散を求めてみました。
=VAR.S(C3:C49)
VAR.S以外の分散関数(VAR関数・VARA関数・VAR.P関数・VARP関数・VARPA関数)をまとめるとこのようになります。(都道府県は途中を非表示にして省略しています)
これでEXCELの分散関数の違いと、関数を使って分散をもとめることができました。
Officeヘルプ:VAR.S 関数
Officeヘルプ:VAR 関数
Officeヘルプ:VARA 関数
Officeヘルプ:VAR.P 関数
Officeヘルプ:VARP 関数
Officeヘルプ:VARPA 関数
以上、EXCEL(エクセル)で分散を求める関数の違いと使い方でした。
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