Windows10はHome・Pro・パッケージ・DSP・OEM・ダウンロードなど、いっぱいあってどれを購入したらいいのでしょうか?これらの違いは何でしょうか?
Windows10のどれを購入したらいいのか?をわかりやすく説明するために、
- Windows10のエディションの違い
- Windows10のライセンスの違い
- 購入ポイント・選定方法
- オススメ・ショップ
の順で説明します。
今回は、Windows10はどれを購入したらいい?選び方のポイントを紹介します!
Windows10の4つのエディション
4つのエディションの違い
Windows10 は2015年に発売されたマイクソロソフトの最新のOSです。
マイクロソフト公式:https://www.microsoft.com/ja-jp/store/b/windows
このWindows10 には4つのエディションがあります。
● 4つのエディション
- Windows10 Home
- Windows10 Pro
- Windows10 Enterprise
- Windows10 Education
この4つのエディションの違いはこちらです。
用途 | 価格 | 特徴 | |
Home | 個人 | 19,360円 | 一般の人が使う |
Pro | 個人 or ビジネス | 21,635円 | ドメイン管理できる。 リモートデスクトップが使える。 BitLockerで暗号化できる Hyper-Vで仮想マシンが使える |
Enterprise | ビジネス | – | アップデートを自由に選択できるLTSBが使える |
Education | 教育 | – | 学校などで使う |
用途別の選び方
4つのWindows10の用途別の選び方はこちらです。
● 用途別の選び方(Home・Pro・Enterprise・Education)
- 個人・小規模な会社で使う → Home・Proの2択
- 大規模な会社で使う → Enterprise
- 学校で使う → Education
Homeか?Proか?
ここまでを見ると、多くの人はHome・Proのどちらかを選択することになります。
それでは、Windows10のHomeとProの違いは何でしょうか?
「Windows10 Pro」の価格は「Windows10 Home」より7,000円~8,000円ほど高いのですが、どちらを選択すればよいのでしょうか?
違いをザックリ言うと、
Homeに4つの機能を追加したのがPro
ということです。
※ここではわかりやすくするために主な機能だけに限定して説明します。他にも機能の違いはあります
ProにあってHomeにはない大きな特徴としては、
- ドメイン管理できる
- リモートデスクトップが使える
- BitLockerで暗号化できる
- Hyper-Vで仮想マシンが使える
という点です。
「Windows10 Home」になく、「Windows10 Pro」にあるこの4つの機能を説明します。
Proの機能 | できること |
ドメイン管理 | 「ドメイン」というグループでパソコンを一元管理できる。 会社で大量のパソコンを管理するのがラクになる。 |
リモートデスクトップ | 別のパソコンを操作できる。 1Fにあるパソコンから2Fのパソコンを操作できる。 東京のパソコンから大阪のパソコンを操作できる。 |
BitLocker | パソコンを暗号化する。 パソコンが盗まれても中身を盗み見することができない。 |
Hyper-V | 仮想環境が使える。 Windows10の中にさらにWindows10を入れられる。 Windows10の中にWindows Server 2019を入れられる。 1台のパソコンに複数のOSを入れられる。 |
これを見ると、「Windows10 Pro」はおもにビジネス用途です。ただ、リモートデスクトップ・BitLockerなど、個人で使う機能もあるため、個人で使っている人も実は多いです。
よって、Home・Proの選び方はこうなります。
● 用途別の選び方(Home・Pro)
- 上記4つの機能が1つも必要ない → Home
- 上記4つの機能が1つでも必要 → Pro
これで、「Windows10 Home」「Windows10 Pro」の選び方がわかったかと思います。
ここまでで、4つのWindows10の中からどれを購入すればいいのか選定できました。
ただし、これで終わりではありません。まだ、決めないといけないことがあるんです。
Windows10のライセンス(パッケージ版・ダウンロード版・DSP版・OEM版)
4つの販売形態
4つのWindows10(Home・Pro・Enterprise・Education)の中から選定できたところで、次はライセンスです。
どのように購入するか?ということを決めます。
ここからは「Windows10 Home」「Windows10 Pro」だけに限定して説明します。
Windows10のライセンスを購入する際、4つの販売形態があります。
- パッケージ版
- ダウンロード版
- DSP版
- OEM版
この4つの販売形態の違いはこちらです。
中身・特徴 | 購入 | |
パッケージ版 | USBメモリ・ライセンスキーが箱に入っている パソコンを変えても使える |
お店 インターネット |
ダウンロード版 | インターネットでライセンスキーを取得する パソコンを変えても使える |
インターネット |
DSP版 | 簡易包装されたDVD パソコンのパーツと一緒であれば買うことができる パソコンを変えたら使えない ただし、同時購入したパーツを流用すれば使える |
お店 インターネット |
OEM版 | メーカー製パソコンにインストールされている PCのリカバリDVD、リカバリ領域に入っている |
単独では買えない パソコンを買う |
汎用的に使えるパッケージ版・ダウンロード版、使用制限のあるDSP版、PCが限定されるOEM版という違いです。
パッケージ版とダウンロード版の中身は同じです。ダウンロードして使うのがダウンロード版、USBメモリなどのメディアがあるのがパッケージ版です。
パッケージ版・DSP版はWindows10のインストールDVD・USBメモリがありますが、ダウンロード版・OEM版はありません。OEM版はメーカー製パソコンに添付されるリカバリDVD、もしくはパソコン内にあるリカバリ領域として提供されます。
用途別の選び方
よって、パッケージ版・ダウンロード版・DSP版・OEM版の選び方はこうなります。
● ライセンスの選び方(パッケージ版・DSP版・OEM版)
- 自分でWindows10をインストールしたくない → OEM版
- 自分でWindows10をインストールしたい →パッケージ版・ダウンロード版・DSP版
- 安ければそれでいい → OEM版・DSP版
- PCを替えても同じライセンスを使いたい → パッケージ版・ダウンロード版
- PCパーツを同時に買おうと思っている → DSP版
- Windows10のインストールメディアはいらない → ダウンロード版
- ここまで読んでもよくわからない → パッケージ版
これで、Windows10のライセンスを購入する際、パッケージ版・ダウンロード版・DSP版・OEM版のどれを購入すればよいのかわかりました。
Windows10の価格はを高い順に並べると、
※Windows10 Home 2020年8月時点でのAmazon価格
- ダウンロード版・・・17,926円
- パッケージ版・・・17,527円
- DSP版・・・15,704円
- OEM版・・・不明(パソコン価格に含まれる)
となります。便利なものは価格が高い、不便なものは価格が安いという資本主義のルールにのっとっております。
OEM版は公開されていないため不明ですが、おそらく一番安いはずです。
Windows10 購入のまとめ
Windows10の全体像
これまでにWindows10 購入のポイントとして、全体像をまとめます。
エディション | ライセンス販売形態 |
Home | パッケージ版 ダウンロード版 DSP版 OEM版 |
Pro | |
Enterprise | – |
Education | – |
今回は、おもにWindows10のHome・Proについて紹介しました。Home・Proそれぞれにパッケージ版・ダウンロード版・DSP版・OEM版があります。
詳細に分けると8パターンあります。
組み合わせ | 購入方法 | |
1 | Home・パッケージ版 | 単体で買う |
2 | Home・ダウンロード版 | 単体で買う |
3 | Home・DSP版 | パーツと一緒に買う |
4 | Home・OEM版 | PCを買う |
5 | Pro・パッケージ版 | 単体で買う |
6 | Pro・ダウンロード版 | 単体で買う |
7 | Pro・DSP版 | パーツと一緒に買う |
8 | Pro・OEM版 | PCを買う |
ここまででWindows10のエディション・ライセンスの全体像がわかってきたかと思います。
Windows10のおすすめ
最後に、
Windows10の購入でオススメはパッケージ版、もしくはダウンロード版です!
パッケージ版
ダウンロード版
PCを買い替えてもWindows10が使えるのは、パッケージ版・ダウンロード版の大きなメリットです。
PCはいずれ壊れます。その際、パッケージ版・ダウンロード版は新たにWindows10を買わなくて済みますからね。DSP版・OEM版はまた購入しないといけません。(DSP版は同時購入したパーツを新しいパソコンに流用すれば使えます)
Amazonで購入すると何かと便利
そして、Windows10を購入するのはAmazonがオススメです!
Amazonのダウンロード版(Amazonではオンラインコード版と呼びます)は、Windows10のライセンスキーをAmazonで管理します。よって、ライセンスキーをなくす心配をしなくて済みます。
Windows10のライセンスキーを忘れたら、Amazonのライブラリのページを見ればいつでもライセンスキーを確認できます。これはとても便利です。
以上、Windows10はどれを購入したらいいのか?選び方のポイントでした。
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