Windows10にはパッケージ版・DSP版・OEM版があります。
- パッケージ版
- DSP版
- OEM版
全て中身は同じWindows10ですが、パッケージ版・DSP版・OEM版の違いとは何でしょうか?どれを買うのが価格的にお得なのでしょうか?
今回は、Windows10のパッケージ版・DSP版・OEM版の違いと値段を比較します!
パッケージ版
Windows10でもっとも一般的なのがパッケージ版です。パッケージにUSBメモリが入ったWindowsです。
価格
Windows10 パッケージ版の値段は下記のとおりです。(2020年4月現在 Microsoftの価格・税込み)
- Windows10 Home・・・19,360円
- Windows10 Pro・・・28,380円
時期によりますが、HomeとProでは5,000円~9,000円ほど価格差がありますね。AmazonだとMicrosoftより安く購入できます。
特徴
パッケージ版はお店やインターネットで買うことができます。購入するとWindows10のUSBメモリとプロダクトキーがもらえます。
どのパソコンにもインストールして使える!のがパッケージ版の最大の特徴です。
パソコンを変えてもパッケージ版なら再度Windows10を購入しなくてもよいのです。これはメリットですね。Windows10のパッケージ版はDSP版・OEM版より値段は高いですが、パソコンが限定されず自由に使えるのがメリットです。
DSP版
DSP版(Delivery Service Partner)は組み込みパーツとセットになったライセンスです。
特徴
パソコンのパーツを買うときだけ、DSP版を一緒に購入できます。Windows10 DSP版を単体で購入する事はできません。
価格
DSP版の値段は下記のとおりです。(2020年4月現在 Amazonの価格)
- Windows10 Home・・・15,662円
- Windows10 Pro・・・20,477円
DSP版は本当にお得か?
DSP版は何といっても安いのが魅力的です。
Windows10 Home DSP版はパッケージ版より2,000円(Amazon)ほど安く、Windows10 Pro DSP版はパッケージ版より5,000円(Amazon)ほど安いのですが、使用条件は限定されます。
例えば、ハードディスクとWindows10 DSP版を同時購入し、その後、そのハードディスクが壊れてしまった場合。
新たにハードディスクを購入し、Windows10 DSP版をインストールしたくても、このDSP版はライセンス違反のため使えません。
もちろんパソコンを新たに購入した場合、新しいパソコンを自作した場合でもDSP版は使えないので注意してください。(DSP版と同時に購入したパーツを流用すれば使えます)
DSP版は使用制限のあるライセンスなので、その分値段が安いのです。
パッケージ版との価格差
Windows10のDSP版とパッケージ版の価格差は、Home 2,000円、Pro 5,000円の差です。この価格差は時期によってコロコロ変わりますが、全く差がない時期もあります。
使いやすさを考えると、パッケージ版を買うことをオススメします!
DSP版を買ったけれどそのパーツが壊れてしまって、またWindows 10を買いなおす羽目になることだけは避けたいところです。
OEM版
OEM版(Original Equipment Manufacturer
メーカー製パソコンを購入すると最初からWindows10がインストールされて、使える状態になっています。これがOEM版です。
価格
OEM版はパソコンの価格に含まれているので、別途お金を払う必要はありません。
OEM版の正確な価格は不明です。マイクロソフトとパソコンメーカーとの取り決めで決まっているのだと思われます。
Windows10 OEM版の価格はパッケージ版・DSP版と比べてもっとも安いとされています。
それは購入したメーカー製パソコンでしか使えない限定されたWindowsだからというのと、パソコンメーカーが大量にWindowsを買ってくれるので割引されているのだと推測します。
特徴
OEM版の特徴は価格が安いということ。最初からWindowsがインストールされているのでインストール不要ということです。
OEM版はWindows10のメディアはなく、メーカーオリジナルのリカバリDVDや、リカバリ領域で提供されます。
初心者はOEM版でいいのですが、そうでない人はちょっと使いづらいかもしれません。
パッケージ版・DSP版・OEM版のまとめ
これまで、Windows10のパッケージ版・DSP版・OEM版の違いをみてきました。最後にまとめます。
- パッケージ版はやや高い
- パッケージ版はパソコンを変えても使用できる
- DSP版はやや安いが、PCパーツと同時でないと買えない
- DSP版は同時購入したパーツが組み込まれたPCでしか使えない
- DSP版はパソコンを変えたら使えない(同時購入したパーツが組み込まれて入ればOK)
- OEM版は最も安いが、購入したパソコンでしか使えない
- OEM版はパソコンを変えたら使えない
Windows10ではパッケージ版とDSP版に以前ほどの価格差がなく、使い勝手を考えると、パッケージ版を買うことをオススメします!
以上、Windows10のパッケージ版・DSP版・OEM版の違いと価格を比較してみました。
コメント
DSPがよくわかりました windows しらべろとムチャぶりされたので ありがとうござあいました
こちらこそです。
ありがとうございます。
DSP版は購入したパーツと一緒でなくても使えますよ。
PCの構成が変わった時に電話認証が必要なだけです。
この手間をどうとらえるかで、パッケージ版を買うかどうかの判断ができます。
販売はもちろんパーツと一緒になっていますがマイクロソフトはどのパーツが紐づけられているかは判断出来ません。出来たら恐ろしい監視社会です。
それにパーツは壊れることがありますから、すぐに買ったパーツが壊れてwindowsまで使えなくなってしまったら大損害です。
遅くなり申し訳ございません。
「使えない」というのは「ライセンス違反」という意味で記載しておりました。
記事に追加しました。ご指摘ありがとうございます!
>>それにパーツは壊れることがありますから、すぐに買ったパーツが壊れてwindowsまで使えなくなってしまったら大損害です。
物理的に使える・使えない以前にライセンス違反です。
まさにこの例がDSP版のデメリットなのですが・・