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【Excel】オートフィルタに複数条件(OR)を設定する

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Excel(エクセル)では、オートフィルタに複数条件(OR)を設定してデータを抽出することができます。

こんな人に向けての記事です。

  • オートフィルタをつかって複数条件で目的のデータを抽出したい
  • A列が〇〇か△△のデータを抽出したい(OR条件)
  • A列が〇〇、B列が△△のデータを抽出したい(OR条件)

今回は、Excel(エクセル)のオートフィルタをつかって複数の条件(OR)を設定する方法を紹介します!

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Excelのオートフィルタに複数の条件(OR)を設定する

Microsoft 365 Office 2021 2019 2016 2013

Excelのオートフィルタでは、同じ列内で「〇〇、もしくは△△」のデータを抽出するだけでなく、「A列が〇〇、もしくはB列が△△」のように、複数列でOR条件を組み合わせて検索することもできます。

それではさっそく、Excelのオートフィルタに複数のOR条件を設定してデータを抽出してみましょう!

オートフィルタ:同じ列に複数のOR条件を設定

まずはExcelのオートフィルタの一般的な使い方である「同じ列にOR条件」を設定してみましょう!

オートフィルタを設定するには、データが入力されているセルをどこでもいいので選択します。

「データ」タブにある「フィルター」をクリックします。すると、1行目のヘッダー部分に下三角のボタンが追加されました。

このボタンをおすことで、条件を設定してデータを抽出することができます。

ここではA列にOR条件を設定してデータ抽出してみましょう!

A1セルの矢印ボタンをおし、選択したい値に複数のチェックを入れました。

すると、フィルターで設定した2件のデータのみが抽出されました。

これで同じ列に対して複数のOR条件をつけてデータを抽出することができました。

オートフィルタ:別の列に複数のOR条件を設定

次に、オートフィルタを使って別の列に対して複数のOR条件でデータを抽出してみましょう!

オートフィルタで複数列でOR条件を設定するにはダミー列を使います。ダミー列とは集計するだけのダミーの列です。

抽出するデータの右側にダミーの列を追加します。ここではF列をダミー列としました。

ここでは「クラスが1-B、もしくは部活がテニス」の条件の人をオートフィルターで抽出してみましょう!

ダミーのF列に、OR条件の結果をIF関数で集計させます。

F2セルに、「=IF(OR(B2=”1-B”,C2=”テニス”),1,0)」を入力します。

これは「B列が1-B、もしくはC列がテニス」の場合はF列に「1」、そうでない場合は「0」を設定するという意味です。

ダミー列であるF列にOR条件の結果が集計されました。F列が「1」のデータがOR条件を満たすデータです。このF2セルを9行目までコピーします。

オートフィルタで抽出してみましょう!

「データ」タブにある「フィルター」をおします。

F列の下矢印ボタンをおして「1」にチェックをいれます。

すると、「クラスが1-B、もしくは部活がテニス」を正しく抽出することができました。

これで複数列のOR条件をオートフィルタに設定して目的のデータを抽出することができました。

オートフィルタを解除する

オートフィルタは解除することもできます。

オートフィルタを解除するには、「データ」タブにある「フィルター」をクリックして、フィルターを解除します。

これでデータの抽出も解除され、ボタンも消え、元に戻りました。

Excelのオートフィルタを使うと、このように複数のOR条件を設定してデータを複雑な条件でも抽出することができるので、ぜひ使ってみてください!

Officeヘルプオートフィルターを使ってデータにフィルターを適用する

以上、Excel(エクセル)のオートフィルタで複数の条件(OR)を設定する方法でした。

シート・セル
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著者

名前:鎖の人

保有資格:ITパスポート、基本情報技術者、応用情報技術者、マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS Associate)、Microsoft認定プロフェッショナル Windows Server 2016(MCP)

筆者はソフトウェアエンジニアとしてIT業界に20年従事し、現在はエンジニア視点からOS・PCソフト・Office・オーディオ関連の記事をわかりやすく執筆しています。皆様のお役に立てれば幸いです。

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