Windows10 は2015年に発売されたマイクソロソフトの最新のOSです。このWindows10 で一般的に使われる2つのエディションがあります。
- Windows10 Home
- Windows10 Pro
Windows10のHomeとProの違いとは何でしょうか?どちらが適している?どちらを購入すればいいのでしょうか?
今回はWindows10のHomeとProの違いについてザックリと紹介します!
Windows10 Home
まずはWindows10 Homeから。
Homeの特徴
- 用途:個人
- 価格:パッケージ版 15,729円、DSP版(LANアダプター付) 15,456円(※2019年4月現在)
- 解説:一般的なエディション
Windows10 Homeは個人用途向けの一般的なエディションです。
価格が安く、個人でWindows10 を使用する場合は、この「Windows10 Home」が最適です。
個人で使うだけでなく、ビジネス・仕事で使うことももちろん可能です。ただし、Homeではビジネス・仕事特有の使い方ができないケースがあります。詳細は後述するWindows10 Proを参照してください。
参考ページ:Windows 10 Home を購入 – Microsoft Store ja-JP
Windows10 Pro
次は、Windows10 Proです。
Proの特徴
- 用途:個人 or ビジネス・仕事
- 価格:パッケージ版 23,000円、DSP版(LANアダプター付)20,814円(※2019年4月現在)
- 解説:小規模企業で使用するビジネス用エディション
- 特徴:ドメイン管理できる。リモートデスクトップが使える。BitLockerで暗号化できる。仮想マシンが使える。
Windows10 Proはビジネスユーザー向けのエディションです。
「Windows10 Pro」の価格は「Windows10 Home」より7,000円ほど高いのですが、その分、「Windows10 Home」ではできない様々な機能が追加されています。
HomeにはないけれどProにはある機能があります。主なものだけで4つあります。
つまりザックリいってしまうと、Homeに4つの機能をつけたのがProであり、その分7,000円高いというわけです。
なので、Windows10のザックリとした購入の目安として、「4つの機能が必要であればPro、必要なければHomeを購入する」となります。
参考ページ:Windows 10 Pro を購入 – Microsoft Store ja-JP
Windows10 HomeとProの違い
それでは、もっと具体的に「Windows10 Pro」にしかない4つの機能を紹介します!
ProにあってHomeにない機能
ProにあってHomeにはない大きな特徴としては、
- ドメイン管理できる
- リモートデスクトップが使える
- BitLockerで暗号化できる
- Hyper-Vで仮想マシンが使える
という点です。
ドメイン管理
「ドメイン管理」というのは、管理者が「ドメイン」というグループにパソコンを参加させてパソコンを一元管理する管理方法です。
数千台、数万台もパソコンがある企業ではドメインでパソコンを管理します。ドメインに参加しているパソコンであれば、例えば、台数がすぐに把握できます。東京支店に〇台、大阪支店に〇台など。
機能を追加・削除したい場合に一括で提供することができます。1台ずつ設定するのは大変ですからね。
企業では基本的にはドメイン管理されています。
リモートデスクトップ
「リモートデスクトップ」とは、あるパソコンから別のパソコンを操作できる機能です。
例えば、1Fにあるパソコンから2Fのパソコンを操作したり、東京のパソコンから大阪のパソコンを操作したり。
リモートデスクトップを使えば、物理的な場所が離れていても自由に使えます。これも企業ではよく使用されています。
BitLockerで暗号化できる
Windows10のパソコン自体をProでは暗号化できます。暗号化するのが「BitLocker」です。
セキュリティ対策として「BitLocker」が使われています。
「BitLocker」で暗号化すると、パソコンのハードディスクが丸ごと暗号化されます。なので、パソコンを盗まれてもハードディスクの中身を盗み見することができません。
企業のパソコンではもはや常識といってもいいくらい暗号化は一般的です。
Hyper-Vで仮想マシンが使える
「Hyper-V」とは仮想環境のことです。仮想環境とはパソコンの中にさらにもう1台パソコンを作るみたいなイメージです。(※1台だけでなく、2台、3台でも可能です)
例えば、Windows10の中にさらにWindows10をインストールして使えます。1台のパソコンで2台分のパソコンが使えます。
Windows10の中にWindows Server 2019をインストールして、サーバーとして使うこともできます。サーバー機を買う必要がありませんね。
主に、テスト・検証用の環境として使われます。
以上、Windows10 Homeにはなく、Windows10 Proにある4つの機能を紹介しました。
Windows10 まとめ(Home・Proの違い)
Home・Proの違いのまとめ
Windows10のHomeとProの違いをまとめます。
- Windows10 Homeは個人用。
- Windows10 Proは個人、もしくは小規模企業用。
- HomeとProの価格の差は7,000円。Homeの方が安い。
- Proはドメイン管理できる(集中管理)
- Proはリモートデスクトップが使える(遠隔操作)
- ProはBitLockerで暗号化できる(セキュリティ対策)
- ProはHyper-Vで仮想環境が使える
Windows10 Proにしかない機能を使いたいときは、Proを購入すべきです。そうでなければHomeで充分です。
Proの機能を使うかもしれない・・・迷ったら7,000円の価格差を許容できるか?ですね。もちろんProの方が高機能なので、どうせ買うならWindows10 Proをオススメします。
Homeを買った場合でも後からProにアップグレードすることはできるので、必要になった時点でHomeからProにアップグレードする選択もありですね。
以上、Windows10 HomeとProのザックリとした違いについてでした。
コメント
Windows10 Home(パッケージ版、DSP版)は、クリーン・インストールできるのでしょうか。
Windows8/8.1の所有が前提になるのでしょうか、教えてください。
クリーンインストールできます。
Windows8は必要ありません。
ありがとうございます。もしも既にWindows8がインストールされていても、できるということと思ってよいでしょうか?
Windows8がインストールされている場合はアップグレードになるかと思います。
クリーンインストールもやろうと思えばできたはずです。
ドメインの箇所が不明確です。proはドメイン管理できるとありますが、ドメインを管理できませんよ。
windows 10proはドメインの管理下に置くことはできます。
「ドメイン管理される側」で「ドメイン管理できる」という表現を使いました。